グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


ホーム > 法人情報 > 建学の精神

建学の精神


千葉敬愛学園の建学の精神

「敬天愛人」について

概要

「敬天愛人」が本学の建学の精神です。「敬愛」という校名の由来も、そこから来ています。
「まず、他人を愛せよ。他人から愛されるのを待っていないで、自分の方から進んで他人を愛せよ」これが「敬天愛人」 の精神です。
そのためには、自己に厳しく、ときには自己を犠牲にすることもあるでしょう。
この言葉は、明治維新の中心人物であった西郷隆盛の遺訓に出てくるのですが、それから百三十年たった今でも、人間本来のあり方として、立派に通用する思想だと思います。
本学は戦後の短大制度の発足と同時に誕生し、以来半世紀にわたって、「敬天愛人教育」を守り、心豊かな人間教育を目指してきました。その伝統は、これからの21世紀の未知の世界で、ますます大きな価値を発揮するものと確信しています。

ユニークな快い響きの「敬天愛人」

わが学園の建学の精神

わが学園の建学の精神は、全国でただ一つの、簡潔で親しみ深い「敬天愛人」です。「敬愛」という校名は、この言葉に由来しています。創立以来、私たちは限りない誇りをもって「敬天愛人」の旗を一貫して高く掲げてきました。

この「敬天愛人」という言葉は、明治維新の立役者・西郷南洲が唱道し、わが学園の設立者・長戸路政司先生が、そこに教育の源点を見出して、これを建学の精神に据えました。

天地とともに生きる人間としての生き方

西郷南洲の唱えた「敬天愛人」の思想を要約しますと、「天地自然という大宇宙の営みによって生み出された人間には、人間として生きるべき道がある。それは単純明快な生き方で、天地の間にこの命を生み出し育んでくれた天を敬い、自分と同じく、天によって生かされ生きている人々に、無限の愛を寄せることである」というものです。

天から与えられた人間の尊厳性と無限の可能性に着目

創立者の「敬天愛人」に基づく教育の原点

学園の創立者は、この「敬天愛人」の思想を教育的に捉え直し、「天地自然によって生み出され、生かされ生きていくものは、一人の例外もなく、誰もが天から与えられた人間の尊厳性と、人間として成長する無限の可能性を秘めている。これを最大限に伸ばして実現化されることこそ教育の基本である」としました。
こういう立場から、教育するものが教育される側の学生・生徒・園児の一人ひとりを、心底から「敬愛する」という、恐らく全国でも例のない校風が確立されました。

21世紀にますます輝きを増す「敬天愛人」

宇宙的規模の人間の尊厳性と普遍的な人間愛・人類愛を標榜

21世紀は「宇宙・生命・人間の時代」、あるいは「心の時代」とも言われます。
「敬天愛人」はまさに21世紀の宇宙的規模の人間の尊厳性を、そして大宇宙のもと、人間相互の一体感・融合感を基にした人間愛・人類愛を標榜するものです。
この建学の精神のもとで学ぶ皆さんと、天地とともに人間として生きる雄大な希望と、この上ない安らぎが約束されるものと確信しております。

建学の精神に関する取組み

敬天愛人講座

千葉敬愛学園の各学校で建学の精神に関する講座・講演が行われております。大学においては、「敬天愛人」に関係する11のテーマを掲げ、各専門の講師が講演を行っております。(講義の中で「敬天愛人文庫」の関連書籍・ホームページの利用も推奨する。)

「敬天愛人」の解釈と同時に、そこから派生する11のテーマを選び、それぞれについて専門家の講義を聴くという講座で、半期のセメスター科目として経済学部、国際学部の両学部のカリキュラム(総合科目)です。そのテーマとは、(1)建学の理念、(2)個性を伸ばす、(3)品性と知性、(4)青年期の心と愛(家族愛、友情など)、(5)命の尊厳性(いじめ、自殺、死刑など)、(6)ボランティア、(7)異文化理解、(8)平和の問題、(9)環境問題、(10)格差社会、(11)ジェンダーの問題を開催しており、地域住民にも開放しております。

野の花

この講座を通して、学生や教職員に対して、「敬天愛人」について考えるきっかけを与えるとともに、その具現化をさまざまな形で展開しております。

この取り組みは、同じ建学の精神の学校法人内の短大、系列高校4校、附属幼稚園でもガイダンスや講話の形で実践しており、学校法人全体で展開しています。また、建学の精神に関する書籍「野の花」は学生・生徒へ行き渡るようにしております。

敬天愛人論文コンテスト

平成10年、平成18年に「私の敬天愛人論」、「敬天愛人実践論」というテーマで学生・生徒・教職員の各自の建学の理念の実践についての論文コンテストが行われました。建学の理念「敬天愛人」の学問的解釈ではなく、各自が日常の生活または業務で建学の理念を意識して実践していることを論文コンテストという形で発表し、審査委員会による審査を得て、入選と表彰が行われました。

論文の応募には多数の方から応募があり、平成10年には、13人の学生・生徒・教職員、平成18年には12人の教職員が入賞し、6月3日の「敬愛の日」に表彰式が行われました。各自の建学の理念の実践という形が共有され、論文集も発行されました。

論文集

論文集

敬天愛人文庫

敬天愛人文庫

大学・短大メディアセンターと高等学校の共同の取組みで建学の理念「敬天愛人」に関する書籍の収集及びデータベースを作成しております。「敬天愛人」関連資料を継続的に収集し、検索機能を付けWebで公開することと、創立者に係わる史料・資料の収集とアーカイブ化を行っております。